宝景


詞書

菊霜

本文

草も木もやゝうつろひて置霜を
いとはて匂ふ庭のしら菊

署名

宝景

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 宝景( ~文政11年) 僧(真宗)名は順了。字は宝景。号は東海。諡号五乗院。東本願寺高倉学寮七代講師。出羽酒田の人。江戸浅草光円寺住職。性質頗る豪毅安永天明年間に生じた浄土宗との宗名一件に関する紛争の際には死を決して幕府に訴証すること前後二十回遂に禁固の刑を蒙った。後上京して文政四年講師職に補せられ高倉学寮第七代の学頭となり、先師深勵・宣明二講師の後を承けて大いに学寮の門風を振興した。文政十一年九月十七日寂。寿八十三。(文化十 僧 文政五 僧)
寸法: 縦36.2cm 横5.3cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:打曇り.天地青
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: