岩垣彦明(栗翁)


詞書

五月の頃石田小野といふ所へ郭公をきゝにまかりて

本文

時しらはなけほとときすしのふとも
えやはいはたのをのゝさつきに

署名

栗翁

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 岩垣彦明(寛保元年~文化5年) 漢学者。彦明字は亮郷、一字孟厚、通称長門介、龍溪後に栗翁と号した。寛保元年京都に生れ長して博士清原家の学を受け、伏原宣條、皆川淇園の門に入り古学に通じた。従五位下大舎人権助に任ぜられ、文化五年十月三日没した。年六十八。著書に十八史略標註七巻、松蘿館詩文集、論語集解標記十巻、論語筆記、孟子筆記等がある。(安永四 学者 天明ニ 学者)
寸法: 縦36.4cm 横5.8cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:打曇り
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: