中沢鴻洲


詞書

本文

埋火のあたりは春の心地して
まどうつ雪の花かとそおもふ

署名

鴻洲

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 中沢鴻洲( ~安政3年) 心学者(画家)名は陸喦、字直夫。鴻洲又は嬾雲僑居と号した。通称中沢直次郎。後六右衛門、江州甲賀郡和田村の人、年二十五意を決して京に上り梅辻春樵の門に入り画を学び、後大阪江戸の間を漫遊し研鑚十余年の後再び京に来り三条寺町に僑居して頼山陽等と交わり、晩年は石田梅巌に就いて心学道話を学び千嶋堵庵と共に各地に心学の普及を図った。老後郷里に帰り芋谷に居してその居に因んで芋谷と号し優遊自適書画三昧の日々を送った。安政三年没。年七十三。(文政十三 文人画)
寸法: 縦35.6cm 横5.9cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 型模様:霞(刷引.うす茶.金)
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: