大村重矩(樵齋)


詞書

本文

幾皮か君はあえなむ神山の
松の花さへ十かヘりのはる

署名

樵齋

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 大村重矩( ~天保14年) 医家。字は士準、通称文輔初め藍川と号し晩年樵斎と号した。京都の人、医師大村宗治の長子安藤菖啓・北谷元安に眼科を学び衣棚下立売北に於て医を業とし且つ村雲御所の侍医をつとめた。業余詩歌を嗜み日夕吟味自ら娯しんだ。天保十四年九月二二日没、年六十六。延年寺に葬る。法諱を願應と諡られている。(文政十三 医(眼) 天保九 医家)
寸法: 縦36.7cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 押し模様:布目,金銀箔砂子模様:霞(金砂子),版模様:梅(幹紅,花うす墨)
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: