中井武和


詞書

寄花夢

本文

とふ蝶に身をはかはすとおもふまて
はなにこがるる春のよの夢

署名

武和

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 中井武和( ~文久元年)文雅(蹴鞠家)。号は貫通軒、通称正太郎、又は正次右衛門、京都の人、家祖は近州日野の人、柳馬場御池北の豪商中井武成の男、父武成は知恩院の八幡坂の寄進者として知られている。家業の傍ら小沢芦庵の門に入り歌を学び和様の書をよくした。その書風は蓮月尼に似ているところから日野蓮月と云はれて賞翫された。文久元年五月二十九日没、享年未詳(文政十二 鞠 天保九 鞠 嘉永五 鞠)
寸法: 縦36.5cm 横6.1cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 書き模様:紅葉の宵,型模様:吹墨(梅花.紅葉),版模様:桜花(雲母)梅花(墨)
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: