庄村葭中(易得)


詞書

本文

闇の夜はかをしおりなりはなもくせ

署名

易得

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 庄村葭中( ~嘉永6年) 文雅家。名は一利、字貞甫、葭中はその号、又易得子とも号した。通称庄村新次郎京郁葭屋町中立売北に住し西肥小城藩鍋島加賀守七万三千石の京用達を勤めた。俳句を嗜み日頃名家の墳墓を弔うて集録することを趣味としていた。妙心寺暘山禅師の自筆歌集無疑草の中に「庄村葭中は年頃名のある人々の墳墓をねんころに尋ねとむらひて書集められしかこの頃身まかられしをいたみて なき人のあととむらひし人もまたとむらはるる身と成にける哉」と書かれている。嘉永六年九月二日没、年四十一、妙顕寺恵命院に葬る。法名松樹院貞甫。(天保九 文雅 嘉永五 文雅 再出 古筆)
寸法: 縦36.25cm 横5.7cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 書き模様:刷引き,版模様:花きら
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