中村元祥詞書本文くれなゐのいろをときはにさく梅は 署名源元祥 読み下だし英訳メタ情報略伝* 中村元祥(文化4年~明治2年) 篆刻家。初名霽または天祥、字は初め夢龍後尓祥。号は水竹または醉茗軒その書斎を蘭竹草堂と号した。通称主馬又は播磨介。京都の人文化四年生れ西洞院中立売北に住し、父祖代々近衛公に仕えた。幼より学を好み三雲仙嘯に就いて篆刻を学び書画を巧みにした。安政三年奉勅御府之印を刻して叡賞を受け尓後孝明天皇、徳川將軍、明治天皇、大日本国璽等を印刻した。明治二年五月致仕して九翁と称したが同五年一月六日没した。年六十六。(嘉永五 篆刻家 慶應三 篆刻家)
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