渡忠秋


詞書

樗誰家

本文

かくれてもたか住なせる宿ならん
時にあふちのはなになる世を

署名

忠秋

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 渡忠秋(文化8年~明治14年) 歌人。姓は平。初名政秋、後忠秋、字は在寛又は汝栗。揚園、桂蔭宗嵐居士、又は迹水居士等の号がある。通称新太郎又は安雄。本姓は鳥居氏、渡はまた亘とも書いている。文化八年江州舟木村に生れた。長じて京に上り岩上三条南に住し香川景樹の門に入って歌を学び、更に伊藤東里に就いて漢字を修めた。明治七年宮内省十等出仕となり同十四年六月五日没した。年七十一(慶應二 和歌)
寸法: 縦36.2cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 金銀箔砂子模様
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:なし,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: