上河淇水


詞書

丁卯の冬六十の賀を■ふとてよめる

本文

溪の隈にし植し緑の竹の葉に
ゆきさへ積る年に成ぬる

署名

湛水

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 上河淇水( ~文化14年) 漢学者。名は義言、後に正楊、字は子鷹、東海又は湛水と号した。江州今台村志賀茂兵衛四男。童名を文次と云う。京の心学者手島堵庵の養子となり上河分家四代となり名を莊兵衛又は源(又は愿)蔵と改め堵庵に学びその老後義兄和庵の後を受けて心学教授に当り、後高辻家の儒官に任ぜられた。著書に聖賢証語国字解、眠覚徐音、知礼演義等がある。文化十四年十月四日没、年七十、明倫舎三代と称した。(文化十 漢学)
寸法: 縦36.5cm 横5.5cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 書き模様:(刷毛引)(雲霞)
書風:
用字:
書式: 二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: