道本


詞書

海辺月

本文

横雲と見しは島わの松並木
なみ路の月にさはらさりけり

署名

道本

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 道本() 僧(真言)。名は憲寿。字は虎溪。楽々庵。安忍子。不可得等の号がある。京都の人、洛東六波羅密寺の住僧。初め智積院の浩然について研尋し詩書をよくしたが殊に渾厚の書風は時人に迎えられた。天保三年に摺寫された道本筆座右銘の書には六十八翁と署しており、後江戸に移り住んだことは天保十三年刊の江戸人名録に書家の部に浅草御蔵前大護院道本とあり、嘉永二年の鴨川和歌集に増上寺所化と出ていることによって知られる。(文化十 書家 文政五 書(漢) 文政十三 書(漢))
寸法: 縦36.2cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法:
模様: 書き模様:(青吹墨)霞,押し模様:布目
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: