大倉好斎(信古)


詞書

山家松

本文

琴の音のしらへもしらぬ山さとに
たたきくものはみねの松かせ

署名

信古

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 大倉好斎( ~文久2年) 古筆鑑定家。姓は菅原。名は信古。古昔園と号した。京都の人、大倉汲水の長男、寛政七年八月生、幼名政吉、俗称五兵衛、文政八年二月落髪して好斎と改め古昔庵と号し天保元年八月古筆鑑定を以て紀州公に仕えた。嘉永二年十月学習院の徴に應じて院庫の古書籍類の鑑定を行い司四年八月には法橋に叙せられている。文久二年十二月二十日没、年六十八。西林寺に葬る。(文政十三 古筆 天保九 古筆 嘉永五 古筆)
寸法: 縦36.2cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:打曇り.天地青
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: